あれこれ

 日記というけど、あたしは日記を書かない。

 日記帳をもらったことがあるけど、続いたためしはないなあ。

 日記って。


 以前他の文で書いたことがあったけれど。


 アンネが、もし、ごく普通の、幸せな一生を送っていたとしたら、彼女の日記は多くの人に読まれずに終わったのだと思う。


 あたしは、多くの人の感動を呼ぶよりも、一人一人が、誰に知られずとも、小さくとも、幸せであったほうがよいし、見知らぬ人に心を吐露せずとも、身近に心を打ち明けられる人が一人でもいれば、それで良いのだとも思う。


 その人に打ち明けたら、その人も大変かな?と思うことは、ぜんぜん知らない人にも言わないのだ。





 と、この頃、つくづくそう思う。






 だから、日にちと思いと行動は、明確にしなくてもええやん、と思う。つぶやきつぶやき。





 ただ、この日はいけない。




 ぼろぼろ。



 思い出す。




 おもいだしたからといって、何がどうなる、というわけではないんだけど。


 楽しいことを思い出そう。




 こないだ、ツレと、遠くで待ち合わせて、飲んだ。



 また、パソコンが壊れたので、こんどは工事現場でも壊れないという、頑丈なヤツを買うんだ!と、言ったら、「オマエには、高価なものだから、壊れないように気をつけて扱おう、って発想はねえのかよ」と、たしなめられた。



 扱おうと思ったさ。でも、壊れたんだもん。



 しょうがないじゃん。



 おまえさー。××先輩に、そういうとこ、よく似てんのな。




 げー。




 ××先輩といえば、もう20年以上会ってないけど、お元気らしい。



 すごく苦手だったんですけど。こええんです(訳:すごく恐い)。




 飲むと、パンツを下ろして



 人間プロペラ!


 をなさってましたね。

 
 あたしは目撃したこともないですが、人間水車!の被害に遭われた方もいらっしゃったそうですね(ツレ)。


 「惜しい!おまえにちんちんがあれば、この技を伝授してやったのに!」と、ことあるごとに、あたしに、おっしゃってましたね。



 伝授されたかねーよ。


 
 『女性に生まれて良かったと思うときは?』という質問のときに、いつもこのことを思い出します、先輩。って、きっとこの質問の聞きたい答えとはまったく違いますね。




 あんときほど、「ああ、ちんちんが生えてなくてよかった!あたし!」と、思ったことはありません。



 生えていたら、きっと伝授されてしまっていたことでしょう。



 そうして、某弟のように、姉ちゃんの頭に載せて、「ちょんまげ!」とか、下らないことに使用するのであろうことは、目に見えております。洗いたての髪が台無しになったじゃねえか!おもくそバインダーで殴ったら、バインダーが壊れました。当時のバインダーは高価で、パーツは金具だった。



 ああ、そんなアホウな男に生まれなくて良かったぜ←性差別的発言。


 女だから、きっとこのアホさ加減で済んでるんだわ!



 と、言ったら、ツレに首を締められました。



 いやん。



 楽しい思い出じゃないし。



 しかも下品だし。




 新年早々、これですか、あたし。



 と、一回目の日記を締めくくったりするのであった。



 って、日記は書かない、って、やっぱり日記ですか、あたし。