なまぬるいよる

なんだかねむりにくい。









受け入れられること。



受け入れられないこと。



それは是非を決定するものとは、なんとなく、ちゃうん。





可または不可侵な領域、というんか。



色んな境界がなくなって。



自分が入り込んでもいい領域と入り込んだところで底なし沼のようにもがけばもがくほど自分の機能を塞いでしまう領域の区別がつきにくいんとちゃうんやろか。






天が混乱をおさめるために、各人の言語をバラバラにして会話不能にした。



そんな話を思い出した。





自分が踏み込めない世界のことを、自分の世界に迎えて「差別しないであげる」感覚は、



愛玩犬に、洋服着せて宝石で飾り立てて、高級チョコレートを与えて、愛してると考えるのと、




なんとなく似てる気がする。








どろんと、浅い眠りについたとき、




脈絡のない、断片的な夢を次々見るように、




そんな感じで



つながらない考えのかけら達が




あちこちに散らばる。