ざっくり

この世に偉い人なんて存在すんのか、というと、別におらへんような気ぃする。


例えば、中性子を発見した湯川博士が社会に貢献したのか。

したのか?



中性子を発見したことから原子爆弾の製造が可能になったことを考えると、



A級戦犯と言ってもいいかも知らん。



だけどもじゃあ彼が悪者かと言うとそうでもない。



遅かれ早かれ、誰かが中性子を発見してたやろうし。



そういう意味でも、A級戦犯と同じく、時代の流れでそう仕向けられてしまった、ごく普通の人間やったと思う。



その時は画期的な発明であったり発見であったりすると、世の中が180度変わったような、素晴らしい未来の幕開けであるような錯覚を覚える。



せやけど、人間の生活や身体機能や理解力・判断力はそれ程変わらないので、器に合わない文明は、結局人間を潰していくだけなんとちゃうやろか。



実際、研究の成果は、表面上どう取り繕うとも、利害関係を優先して取り扱われていて、一般市民は蚊帳の外に置かれてるんも事実やしね。


研究者の人々はもちっと謙虚になって欲しいと思うが多分無理。