真夜中の

鏡。


人の顔の写真、ポスターもやねんけどね。


 特筆すべきなのはやはり。





 か・が・み。


くつろぐべき部屋には置きたくない。


ぼ〜〜〜としてるとき。


ふ、と。


目が合う。



あたしが、あたしを見てる。



当たり前やねんけどね。



あたしが見てないとき、


鏡の中のあたしが、あたしを見てない、という保証はない。


あたしに無断で、あたし本体とは、全く違う好き勝手な行動を中でとってたら、どないしょ?





とか、思ってしまうのです。


まあ、そりゃ、鏡の中のあたしは、あたしであるが、あたし本体ではないので、勿論あっちのあたしの勝手なので、鏡の中から抜け出してこっちの行動をじゃましない限り、とやかく言うスジアイじゃないんだけんども。


 一人でいるときは、完全な独りでありたくて、鏡は置かないのだ。



似たような理由で人形もパス。


目ぇが合うと一応会釈してしまいます。


あとで『アンタ、さっき目ぇが合うたのに、あたしのこと、無視ったやろ』と、文句言われそうな気がしてしまうからです。



バルタン星人とかはいい。


文句言われても平気な気ぃする。