ばたばた

 まだ12月になってへんちゅうに、どたばたしてる。


 ストレスっていうほどではないけど、なんだかしんどい、というかちょっとバカバカしくなってる案件もあったりして、でも手も抜けないしなあ。


 て、ことでおせち作りをさぼろうかとかとかとか、思ってたけど、おいしいお惣菜を売ってる友達がおせちは扱わないので、結局作るハメになりそうかなあ。どうかなあ。


 つうか、ここ何年か作ってなかったんだけど。今年、新年の挨拶に実家に立ち寄ったらオカンがぎっくり腰になっており。

 親父が「もうおせち、飽きた」とまだ元旦夕方ちうのに泣き言を言いやがるので、お重を開けたら、


 一の重:煮しめ

 二の重:煮しめ

 三の重:煮しめ


 て、おかん、煮しめのみで力尽きた模様。



 ほぼ徹夜の仕事明けの身体で、とにかく冷蔵庫の中の数の子やら鰤やら鰆やらを「なんだかおせちみたいな」感じにやっつけて、ボロボロになりました。


 この頃の様子をみると、多少は前もって準備しといてやんないと、結局あたしがヘタなことになりそうなかんじがする。いや、なる。きっと。


 とか、えらそうなことを言うてんねんけど、実はあたし「おせちみたいなん」しか作ったことないよーな気がする。


 栗きんとんはあたしがあんまし好きじゃないもんで、栗の渋皮煮に金箔をちらしたり、栗の甘露煮を加えた芋羊羹(寒天加えて作る)を茶巾や梅型で作ったやつがぽっちり入るだけ。田作り(ごまめ)はたんと作るけど(好きだから)。黒豆は市販のものをちょっぴり入れるけど、本当は好きじゃない。「皺が寄ってもマメなよに」シワシワな黒豆があたしにとっては望ましいんだけど、売ってへんし、甘いんだもーん。自分で煮てたこともあったけど、塩昆布とで。ちょっと時間がないなあ。


 数の子と鰆は必須アイテム。数の子大好き。あのピロピロの皮を取るのが、アンタ!楽しいの!日本酒は完全にアルコールを飛ばさないので、運転前には食われへんけど。

 鰆は新春の食べ物だから魚へんに春、と書くのだと固く信じていたら、関東の方では全然ちゃうので驚いた。こういうのは地域差があって面白い(どんどん話がずれている気がする)。



 なますはみんなが食わないのでいつも超適当になますなかんじのものにしてる。千枚漬をもらったときは、あのぬるぬるを千切りにして、その他のときは普通に大根を千切りにして、サーモンとかハムもニンジンと千切りにして、そんで和える。フレンチドレッシングとか使う。


 伊達巻も誰も食わないので、塩味か出しの卵焼き。熱いうちに簾で巻いて、瓢箪型とか正方形に成型したら、なんとなくおせっちーなかんじということにしておく。


 もーあとは、そんときにあるオカズを適当に詰めてやね、松葉とクコの実と金箔でも添えたらええの。

 冷凍タラでも、梅干し潰したん混ぜたマヨネーズ、たで酢か山椒の葉とかほうれん草すったのかそこらへんのをマヨネーズかホワイトソースで和えたんを上に塗って焼けば、それなりになるでしょ。


 極端な話、ククレカレーに福神漬添えて、金箔散らして、スプーン置きに松の小枝の根元に和紙でも巻いて水引でくくったんでも使えば立派な「新年カレー」やで。不満ならエビでも載せとけばよろし。

 








 と、ここまで書いたら電話かかってきてそのまんま出かけて寝ちまったので、また今度。