くりすますいぶのいぶのいぶのぶぶぶぶ

 むかしむきゃし。


 あるところに、貧しい老夫婦とその子供がおりました。




 家族は真面目に働いて日々を過ごしておりましたが、




 ある日、老夫婦は流行り病に罹ってしまい、


 親孝行な息子は色々出来る限りのことをしたけれど、



 病は重くなるばかり。村人の多くも病に倒れ始めました。



 息子は、もうなす術もないまま、神に祈り続けました。




 すると、


 ある雪の夜。




 天使が現れて、



 「主がお前の祈りをお聞き届けになりました。私についてきなさい」


 というのです。



 息子が天使に従うと、



 村の片隅の大木の根元に、小さな泉がこんこんと湧いておりました。


 「これを飲めば、たちまち病は癒えるであろう」



 息子が涌き水を両親に飲ませると、たちまち二人とも元気になり、村人に泉の水を運び始めました。



 「こんな美味しい水は飲んだことがない」




 もろびと、こぞりて、唄えませり。





 その泉の水を息子も飲んでみました。



 ふつふつと、泡がたち、甘い香りが広がります。


 
 村人達は主の奇跡に、感謝の祈りを捧げ、年に一度この泉を飲んで、新しい年も真面目に働こうと心に誓うことになりました。



 しゅわしゅわ、湧きませり。



 




 ていう唄なんだと思っててん。


 せやからクリスマスにはシャンパン飲むねんなーて。



 主は来ませり、やってんね。




 

 養老の滝の話と似たような話があるねんな、と思いこんでた。



 似たよーな、て。


 勝手に作ってたちゅうか、混ぜとった、ちゅうか。






 まあ、シャンパンはうまいから、ええやんな、うん。