ほねになるまで

 

 「恋をするって、いくつになってもいいもんだよ、キミ」


 と、米寿を迎えたジジイにいきなり手を握られた。



 いっそこの場で引導でも渡してやろうかと思ったが、



 ココロヤサシイあたしゆえ。



 どべえええええっくしょおおおおいっ!


 と、



 くしゃみをぶっかけてダッシュで逃げました。