はれーしょん
昔、破れ傘ナントカ(刀舟だっけ?)っちゅう、時代劇があった。
よろずやきんのすけ君の時代劇はどれもいい。
動きがきれい。
松平のケン君も最近はよくなってきたけど、きんちゃんやすぎりょう君に比べると、華がない。しかし、ケン君は、あの大根っぷりと、どんくさいところが、また味わいやな、とも思う。
て、なんの話をしようと思ってたんやっけ。
ああ、破れ傘ね。
えええっいっ、てめえら、ったったっきってやらあっ!
と、貧乏町医者のきんちゃんが悪党どもに殴りこみをかけて、斬り殺してしまう、っちゅう、とてもとても無茶なドラマでした。
性格が自分に似てると、いきなり思った。
いや、殺さないけど!
一応仕事としての関係が切れても、時々連絡をしてくる生徒もいる。
そして、心配事をふってくる。
あのね。
心配するのがいやなんとちゃう。
だから、あたしの知らないところで心配な事柄がよくないほうへ進んでいくのは厭だし、相談してくるのは全然かまへん。
だけど、「心配して、怒って欲しい」から、連絡してくるのは、なんかちゃうんとちゃうか。
明日のことはわからない。
あたしだって、いつ死ぬかわからない。
だから、あたしが知ってることを伝え、自分で自分の身を守れるように、自分を助けてくれる友人知人と知り合えていけるように、と常に願っているのに。
あくまであたしは、そのステップのひとつにしか過ぎない。
生徒にとって、唯一無二の存在であっては、なんとなく困る。
困るから。
あたしは
刀舟のような性質を常に湛えざるを得なくなり、
刀舟のような気質を抑えざるを得ない。
イライラするのう。
みんな、しっかりせえ。
あ。
ビールこぼした。
しっかりせえ、あたし。