たんいあたり
ある通路を、あたしは一人涙ぐんで、力なく歩いていた。
そのとき、
ある男の子とすれ違う。
「あとうさん…、どうしたんですか?」
思い切り心配そうな瞳に、
ううん、なんでもないの。ありがとう。じゃ。
と、あたしは弱々しく微笑んで、その場を後にした。
ていうかさ。
ここんとこゆっくりする時間がなくて、ちょう便秘気味やってん。
そんで、そこのトイレで頑張ってみたら、最初の方が水分なくなってて、すんごい硬い、っちゅうか密度が高いっちゅうか。
もー、こめかみの血管切れるか?思たでしかし。
血管は切れへんかったけど、肛門は切れた。
そうゆうわけで、顔は赤いし、ケツに力は入らへんし。
と、ゆうことを説明したあげたらよかっただろうか。
「俺にできることがあったら言うてください」
いやー、ごめん、ないと思うわ。
栓が抜けたので、あとは大腸の在庫一掃セールって感じで、でるでるでるでる。
あれだけの在庫を抱えていられるって、人体ってフシギね。
さて、密度という言葉が出た。
密度。圧力。濃度。
いずれも単位あたりの感覚なわけやけど、世の中学生や高校生は、その概念を把握しにくいようである。
指先で1キロの力で押すのと、手のひらで1キロの力を押すのと。
醤油一滴と、醤油一滴をたらしたコップの水と。
昨日、久しぶりにテレビ見たら、爆笑問題が出てた。
あたしはこのひとたちが嫌いではない。
関西人はこの人たちを面白くない、ということが多い。
だけど、あたしはむしろヨシモトが面白くないからなあ。
ブスとか、アゴが出てるとか、ちびであるとかを、これでもかというくらいしつこく繰り返す。
小学生の頭悪いいじめにも似てる気がする。
あとカツラサンシも大嫌い。落語下手やし。
テリー伊藤も見た。うれしそうやった。
アニー伊藤のひげは、なぞ。
あ。そだ。
はしかで大学が休講になっとるね。
感染を拡大させないためなら、自宅謹慎もセットでないと、あまり意味ない気ぃするねんけど。
実際、学生たちは麻雀大会してみたり、旅行してみたり、お休み気分でふらふら、あったまわるー。友達がかかってた、と、いうからには、あんたも感染してる可能性があるやろ。
大学自体はそれでええかもしれんが、学生がホカで菌を撒き散らすなら、無責任なハナシやの。