困惑の雨の中
いろいろギモンは尽きひん。
しかし、そのギモンがたとえ解決されたとしても、あたし的にちょいとすっきりするだけで、ギモンの元になったモンダイが解決されるわけではないのです。
と、思うと萎えるなー。
つうか、萎えてるなー、ずっと。
こういう精神的インポテンツは、ようないにちがいないない。
客観的にモノを見る、ていうけど、
客観的なという根拠も、主観でかき集めてるから、実際には客観視なんてありえへん。
いくつかの主観の集大成でしかありえへん。
しかしそれを自覚すると、もう外に向かって何も言えんわけで、ある程度無視して突っ走るわけですわね。
ここんとこ、なんか調子が出ぇへんなー、という時、
頃合にツレと会う。
実際にヤツがあたしのことを、どう把握してるのかは、わかんないし、特に知ろうとも思ってないんやけど、
会うだび、なんかボロクソ言われる。
いや、あたしもボロクソ言うねんけど。
あたしとは全然ちゃう世界で、誰をも侵食することなく、生きている。
それを見て、あたしは安心する。
あたしには到底できひん生き方なので。
それは、少しさみしくもあるけど、それでも。
ヤツも、少し似た思いをあたしに感じているのも、知ってる。
これ以上寄り添うことも、これ以下の付き合いも、そこにはありえない。
お互い、いつ、途切れるかもわからないということを、許容しつつ、四半世紀になろうとしてる。
許容しながら、途切れるときを恐れてもいる。
とゆーことを、
ぽつり
と、言うたら。
ぽつり
と、言い返された。
さあ、そろそろ行かなくちゃ。
と、店の窓から眺めると雨。
もう少し弱くなってから。
と、言い合ううちに、
雨はどんどん、激しさを増して、
結局土砂降りの中。
じゃあね、
またな、
という羽目になるのだ。
雨が強くなるのは、初めからわかっているくせに、
愚かな事だ。