it can’t help

i’ve known that enough, too enogh,








though.





わからないことは幸いである。




わかることから赦されているから。









通路の隅で、老人が少女を見つけた。



「これはこれは」




老人は声を出さずに呟いた。



見えない目でじっと見つめ




「珍しい。普通はもう生きちゃいないのにな。しかし君は生きて行くのだな。辛いことだな。







しかし。





なんという組み合わせだ。



しかし。




かわいそうでもなんでもない。




大丈夫だから」




老人は直接触れることなく、少女を抱きしめた。
















もう涙も出ない。





















マリリン・モンローの、紳士は金髪がお好き、を観た。500円だったし。



DVDなの。




脚本は明らかにジェーン・ラッセルが主役。



だけど、演出を見れば、明らかにモンローが主役。



かっこいい男は一人も出てこない。



50年以上経た今では、ラッセルは過剰なおばちゃんぽい。いや、このヒトにも魅力はあるんやけどね。


モンローを明らかに馬鹿にしてるのが裏目に出て、痛々しい。




モンローの魅力にぶら下がって親友面している、純情ぶりっこにしか見えない。



それに比して、モンローはあくまでかわいい。




悲しいほどにかわいい。