そしてその一

寒くなってきた。


豚まん食べたいなあ、て、店に入ったら、あんまんしかなかった。





あんまんなんて、10年以上食ってないなー。



甘いのは少し苦手やけど、まあたまにはええかあ。




てことで、ひとつ。



「辛子はおつけしますか?」





1.店員がぼけている。

2.あたしがぼけている。


おおまかに分けてこの二つの可能性が。



2−a:もともと、あんまんに辛子をつける食べ方が存在する。

2−b:最近そういう食べ方が進出してきたんですか?





しばし。



えと。



いりません。




















ニンゲンらしくありたい。



と、ニンゲンは思う。


俺はケダモノとちゃう、と、思いたい。






そこから、ひとつ、





ゆがんでいった。




んとちゃうん。










今日のご飯。



スルメイカを洗う。

大根を皮剥いて、ざくざく乱切りにする。新しいから糠なんか使わない(めんどくさいからという説もある)で、昆布と水で煮る。煮えたんとちゃう?と思ったら。酒・みりん・薄口醤油をそれぞれお玉にいっぱいずつ入れ、再び煮立ったところで輪切りにしたスルメイカの本体をいれ、さらに厚揚げを投入する。しばらく煮たら、おつゆの味をみて、まーこんなもんなよーな気ぃしたら、そのまま火止める。


絹さやが安かったから、筋とって茹でる。なければきっと冷凍のインゲン使ってたやろか。


しいたけとしし唐とぎんなんを焼いて、大根おろしと鰹節を和えたの。


ゲソに小麦粉はたいて軽く焼いて、スライスしたさらした玉ねぎと大葉とイタリアンドレッシングとゆずポンで和えたの。



温泉卵を澄まし汁にいれて、朧昆布と三つ葉、ゆずの皮を散らしたの。

ジョニ男をつまづいてふんじゃったので、熟した柿をさいころに切ったのと剥いたぶどうを和えたの。