The ghost of my life

 ぽろぽろ日焼けの皮がむけていくように、鬱屈した思いがはがれていくとき。一気にはがしてしまいたくなって、火にあぶられた十円玉みたいな肌にまだらの模様を残す。その模様は熱を帯びて、じくじくじくじく、と痛むのだ。


 て、あたし、皮むけるほど日に焼けたことないねんけど。




 昨日、どるさんのがとても良かったので、ついついお尻に乗っかってしまったんやけど、自分の中のほかのひっかかりと絡んで、どうにも中途半端な文を載せてしまった。ら、なんだかすごいことに(あたし比)。



 中途半端でない文を載せたことがあるんか?という疑問については、


 まあ、細かいことはええやん?


 

 まあ、なんとなく、プロの作家やったら、もうちょっとマシなこと書いて原稿料もらえよ。中身の是非がどうこうよりも、衝撃的ちゅうか攻撃的ちゅうか、そうゆう表題であるにもかかわらず尻つぼみで、おもろない。ていうか。



 どるさんには「ハシダスガコ」を出したけど、もっと印象的に似通っているんを思い出した。


 震災のときに潰れた実家から、とりあえず荷物を出してダンボールに詰めていってんけど、後であけたら皿と使い古しのスニーカーなんかが一緒に入ってたりした。その中に古い週刊ポストも紛れてたんやけど、

 その中に細木数子のヌードグラビアがあってん。

 赤いネットのすけすけごしに、懐かしいおばあちゃんの裸(干した大根のよーな乳。真空パックでない鏡餅のついてから数日後。郷愁つうかなんつうか)で、はにかんで笑っている数葉の写真。


 正直、こんなん出されてもなあ、どない反応したらええねん。こんなん本人以外、誰が嬉しいねん?


 というときの戸惑いに似てる。


 ただ今回の方が、びっくりが少なくて、自分が冷たい。



 まあ、そんな感じって感じ。