どおすりゃいいのよこのあたし

 あからさまなヅラのヒトと遭った。


 Tシャツにジーンズ、という軽装で、多分あたしより若いと思うんやけど、頭がちょう不自然、anything but natural、な、オールバックで、しかも、besides、人工の毛髪であることはアリアリしてたのよん。


 それに気が付いたあたし自身が、なーんか罪悪感にとらわれてしまうんが腹立つ。


 あたしは禿げてるのを特に格好悪いようには思わないけど、本人にとっては深刻な悩みなのであろう、とか、少ない予算で必死に努力した結果がそうなんであろう、とか!!!


 なーんで、見ず知らずのヒトに、しかも喋ってもいないのに、擁護的な思考を巡らせてこの罪悪感を拭おう拭おう、と躍起にならんとあかんの!



 さて十月になった。なんで「さて」なのかはともかく、今年もあと3ヶ月かーはえー。受験生の生徒には「絶対参考書問題集の類は新しく買わないように」と先月から申し付けてある。自分でそういうのを買うとどうしても最初からやりたくなったり、全部やらなくてはちうプレッシャーと時間の無さに挟まれて自爆することが常やからね。だから、足りないと思う部分だけをこっちがまとめたものを渡していくん。なんとか間に合うとええなあ。