ともだち
だったけなあ。
昨日のんに載せた記事で、楳図かずおの漫画を思い出した。
ひとりぼっちの少年が、さみしくて作った、等身大の人形。
歯ぁが釘でできてて、ごっつ怖かった。
毎日話しかけてるうち、少年は少しずつ外へも心を開いていくようになる。
人形はやがて魂をもつ。
けれど、もうそのときは、少年には必要とされない存在となってしまってた。
ゆるして、といいながら。
追いすがる人形を壊す少年。
壊されながら、少年の涙を見て、ただの板切れの人形に戻っていく。
待合室で、たった一度だけ読んだだけの話やけど。
その少年であるよりは、むしろ板切れの無様な人形でありたい。
どっちかというと、やけどね。
さみしさから、作り出すヒトではありたくない。という、業から、ただただ逃れようとしてるだけかもしらんけど。
最近、JAPANの動画をよくみてる。
最近いうても、昨日くらいから?
おかげで寝られへんし。
あたしは動画の貼り付けを覚えないんやと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=gnTsK9N3sZo&mode=related&search=
こゆのにはまった17歳とかやったんやね。
テレビも見ないし、音楽雑誌も見ない。
まともなステレオセットもない。
ダビングしてもらったカセットテープを繰り返し聴いてた。
持っていたLPを自分で再生することはなかった。
せやからね、動いて歌ってる姿は、実は見たことなかった。
http://www.youtube.com/watch?v=QLMPx4Ng-Jo&mode=related&search=
こんなに、みっくってヒトは動きが女っぽいヒトやってんなあ。
とか。
おっさんになってから、眉毛をなちゅらるにしてて、いかついので、びっくりしたし。
しるびあんの口元って、赤塚不二夫の絵に出てくるようやわ!
とか。
昨日のコメント欄に置いたほうの初期のでは、えらい内股で歌ってたんやな。
とか。
歌詞の対訳はぴんとこなくて、英語詞も脱落があって、耳だけでその言葉を感じていた。
訳すと、本来の意味が失われてしまうか、薄まってしまう。
あたしにとって、日本語は特に最初の言語というわけではなく、つうか、かなり複数の言語が最初の言語だったので、今でも。
それぞれの言葉は、なにか、相容れない部分を持ってるから。
そして、あたしのなかのコトバは、最小限度の部分しか、外へは現しきれないから。
もう大丈夫。もう大丈夫なんだと。
別に大丈夫でもないし、かといっておびえることもないのに。
ただその虚無感に、ただ浸りたいだけ。
そんなときに、つい、車の中でくちずさむ。
あたしの中の亡霊が
と。