ぱら。
あるヒトのうちに行って夕飯を作る。
退院したてなので。
病院では、
味の素の味しかしない卵焼き
とか、
だしの素の味しかせんくて、元の味がわからん魚、
とか。
味が薄い、という苦情が来るため、塩分に計上されへん
っちゅうことなんやろけど。
アレはひどいよなあ。
まだたくさんは食べられない。
根菜類は、まだちょっときつそう。
時間も限られてるから、まあむっちゃ適当やけど。15分くらいしか準備にかけられへんの。
一日目
オクラを茹でる。初め、塩がどこにあるかわからんかったので、醤油をたらしてゆがく。ヘタをとって斜めに切って、ラップにはさみ、流水で荒熱をとったのち、ミネラルウォーターのボトルに貼り付けるようにして、冷凍庫にいれとく。
そこでは氷がなかってん。
鶏ささみも同様に茹でる。酒もちょっと入れたいとこだけど、なかったので、あたしのビールをちょっと。
茹でるのは、丼用の小なべ。早いから。
流水でさっと洗ってそぎ切りにして、梅干を叩いたのと和えて、ラップではさみ、さっきのペットボトルに貼り付けておく。
塩が見つかったので、きゅうり3分の1をいたずって、縦半分にし、斜めに包丁を入れる。
卵は、生みたてのを買ってきたん。
半熟のいり卵。上からちょろ、と醤油をたらし、きゅうりを扇のように開いて添える。
豆腐のジョニ男。
市販の冷製トマトスープ。
ささみの梅和えに紫蘇の千切りを載せて、オクラを添えたん。
やわらかめに炊いたご飯。まだ、茶碗の4分の1くらいしか食べられないけど。
冷やしぜんざい。白玉入り。
二日目。
炊いたご飯があまってた。
から、酢飯にした。
ココットの小さい器にラップをしいて。鰹節。いり卵。パセリを刻んだの。と、酢飯を、交互に載せて、ぎゅっとする。しばし冷蔵庫で寝といてんか。
揚げとかぼちゃとネギをめんつゆでさっと煮たの。
ゴマ豆腐のお吸い物。ゆずの皮と三つ葉。
マグロの赤身の刺身をぽっちり。
もろきゅう。
ヨーグルト。
三日目。
きゅうりは蛇腹に切って、ポン酢に漬けとく。
オクラが余ってたから、かぼちゃと茹でてすりゴマとめんつゆで冷蔵庫にしまっておく。
卵の吸い物。とろろ昆布と三つ葉。
うな重を少し。
うなぎの肝を焼いたん、も、少し。
ゆず豆腐。
なぜか、刻みキャベツに、刻みトマトとヨーグルト入りのドレッシング。
水羊羹。
さて、また再入院ですか。
今度は短いからね。
いってらっしゃい。