私は泣いたことがない
わけがない。
なんつーか、
暑い。
なんつーか、
眠りそびれた。
なんつーか、
あ?
まあ、なんつーか、
ね、
カルシウムは足りてるはずなんやけど、イラッとしやすいわね。
若者は別にええねんけど、
「最近の子は、日本語がなっとらんなあ」
とかほざいておる、オッサン・オバサンがよ、
『早急に』を「そうきゅうに」と言ったり、
『判官びいき』を「はんがんびいき」と言うてみたり。
あまりに誤用が多いため、それでもOKっちゅうことになってはいるみたいだけど、
おまえらは、OKやないときに、習ったんやろ?あ?
お前らが壊した基礎なんやろ?
とか。
原チャリが車道で、あんまり怖いから(いや、フツーのチャリも、かなり怖すぎやけど)、ペーパーだけで免許与えんなよボケ、ともよぎるんやけど。
路上での指導を受けたはずの普通車ですら、怖すぎです。
ダメです。
だって、左車線にいたのが、信号変わったとたん、いきなり右折してくんな。
もしくは、
あたしが右折待ちしとるっちゅうに、左折のウィンカー出してたくせに、いきなり右折すんな。
もしくは、あたしが直進しようっていうときに、右折ラインから、ウィンカーもださんと左折してくんな。
枚挙にいとまなさすぎ。
窓を開けると、強い風。
締め切ってるわけにもいかないけど、
一旦あけると、どんどんどんどん風は入ってきて、
とても、強くて、
窓が閉まらない。
そういうタイミングのときもある。
心霊写真は、大抵が、ああ、ちゃうやん。と思う。
し、実際ちゃうねんけど。
ある知り合いのところのおばあちゃんの3回忌。
みんなで写真をとったら、亡くなったおばあちゃんが、みんなと一緒にピースサインしてた。
あれはどうなんかなあ。
幽霊というもの。
霊魂というもの。
それが実際にあって姿を現すものか。
あたしたちの心が具現化するものなのか。
それとも、単なる幻であるのか。
それは、わからない。
犬が吼える方向を見遣れば、
友人がたたずんでいる。
ああ、あれはツレだよ、と声をかけると、犬は、尻尾を振る。
もう何年も変わらない姿の友人。
そこに友人がいるのか、
そこに友人がいればいいのに、と思うあたしの願いなのか。
それは誰にもわからない。