BONE
ほんとは、別にこの時期でなくても、あのヒトビトは常に。
あたしが心配してるヒトが、あたしを心配する。
だから。
あたしは幸せ者なんやなあ。
あたしはヒトとしては、かなり異質やと、自覚したくなくてここまで来たんやけど。
実際異質であることを受け入れられるようになってきて、少しはラクになってきたかなあ。
しかし、周囲は、なかなか受け入れ辛いみたいではある。
血縁のヒトビトも、あたしからすると、かーなーり!ケッタイなんであるけれども。
「男は風のように自由でありたいんよ」(五十歳以上のときの叔父。@商店街の豆腐屋の前)
「そんな風に美しい顔を歪ませるから、ほらご覧、君のために買ってきた百本のバラも色褪せてしまったよ、ハニー」(四十歳のときのふた従兄弟。純日本人がハニーて!@三十手前のあたしの誕生日にて)
「姉ちゃんは、恋のロマンが全ての原動力になるってわからんのか!」(二十代後半のときの弟。あたしの奢りで焼き肉五人前平らげながら)
血縁のみんな!現実をみろ!
ていうかみてください。お願いします。
ビリーブートのCMは面白そうやったけど、何もせんでも腹筋割れてるし!
自分の部屋に生花をおきたくないし!
小さい頃、お祖母ちゃんにもらった指輪やネックレスはバラしてビー玉と一緒にサクマドロップの缶に入れて遊んだ挙げ句無くしたけど、その宝石が本物だったからと言われても、ビー玉の方が好きなことは変わらないから!
四十三歳の誕生日を目前として、あらゆる辞退を表明したく。